ここ数日、「似合う」ということについて、考えている。

そのまち、その土地の、気候…空の色や風の具合、肌で感じる湿度や自然現象、地形…海に近いか山に近いか、平地なのか盆地なのか斜面なのか、そこに生える植物や生きものの種類。
それぞれの土地がそれぞれ固有のものを持っている。
 
例えばハワイ諸島だけでも、8つのすべての島がそれぞれ異なる気候と文化を持っている。
 
そして、人々の肌や髪、目の色や振る舞い。人々の暮らしや、人間が作り出したもの。それらがそこに似合っているかということ。
似合っているかどうかというのを判断するのは、一般的にはけっこう難しい。

例えば身につけるものを選ぶとき、自分でこれが好きだな、と思っても、好きなものと似合うものって違ったりする。(客観的なアドバイスが、それだから必要。)
 
でも、好きであることと、似合っていることとは、歳を重ねるにつれて自然と一致していくものだと思う。
時間をかけて、自分自身を知り、自分を好きになることで、その自分の好きなもの=似合うものになる。内側から見た自分と、外側から見た自分が一致していく。(というか私はそうありたいしそれが一番幸せだと思う。)

それは地域でも言えることだと思う。

例えば、どの土地でも、そこにいる生きものの在り方は、その土地に似合っているなぁ、と感じる。
そして、昔からその土地で生きてきた人々の暮らしかた、残してきたもの、それらもその土地に似合っているなぁ、と感じる。
ハワイでは、強い日差しから守ってくれる、大きな枝を広げた木々が青い空にとても似つかわしい。
本当に似合う。
風通しの良い建物。
身体を覆う面積の小さい水着。
褐色の肌。
鮮やかな花。
みずみずしい果物。
 
一方ですぐに日が暮れてしまうこの季節のアメリカ大陸ノースウエストには、内面を掘り下げていくような場所が似つかわしい。
照明を落としたコーヒーショップ。
静かに語りあう人たち。
人々が集う暖かなレストランとその土地の素材を使った丁寧で美味しい料理。
細かな装飾を施したクラフト品。
 
「しぜんと、こうなりました。」
というキャッチコピーが、数年前の無印良品から出ていたけれど、まさにそれは、そのものが、気候と風土に似合うということだったのだと思う。

知っているのだ、彼らは。
何が自分に似つかわしいのかを。

その土地のことをわかっているからこその、在り方になる。
そこに住む人に似合っているものを、そこの人々が大切にすることが、そこを訪れる人にとっての居心地の良さとなる。

私たちがどのように生きていくべきか、答えはそこにある。
自然がぜんぶしっている。


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